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ASUSの新型スマートフォン「Zenfone 11 Ultra」

ASUSの新型スマートフォン「Zenfone 11 Ultra」
写真:ASUS「Zenfone 11 Ultra」

台湾ASUSは2024年3月14日、ハイエンドスマートフォン「Zenfone 11 Ultra」を発表しました。最近のZenfoneシリーズでは5.9インチディスプレイを搭載した小型筐体が特徴でしたが、今回の11 Ultraは6.78インチディスプレイの大型筐体に変更されています。また、名前にUltraとついていることから、小型のZenfone 11が控えているのではないかとの考察があり、Zenfoneシリーズに大きな変化が見られます。

プロセッサ

11 Ultraのプロセッサは米クアルコム製のQualcomm Snapdragon 8 Gen 3です。SnapdragonのフラッグシップSoCを搭載している11 Ultraはハイエンドスマートフォンの位置づけになります。今回の8 Gen 3はAI処理に力を入れていることもあり、11 Ultraではどのように活用されているか期待できます。

デザイン

デザインは10と比べてかなり変わっています。小型ディスプレイから大型ディスプレイへの変更でサイズ感が大幅にアップしているのと、ベゼル幅が「上2.9×横2×下4.1mm」から「上1.6×横1.6×下2.2mm」になり、非常に細くなっています。カメラ部分においては、10では広角と超広角カメラがそれぞれ独立していましたが、今回の11 Ultraは3つのカメラが1つの黒フレームにまとめられており、本体背面にASUSの「A」のロゴが入っています。

カラー展開は全部で4種類

  • スカイラインブルー
  • エターナルブラック
  • ミスティ・グレイ
  • 砂漠の砂

独特なカラー名が並んでいますが、11 Ultraのカラーは「地球のキャンバスの色」を表現しているようで、それぞれのカラーは地球の多様な地形を美しく表現する色になっています。

また、環境保全を意識した素材から作られていて、フレームに100%リサイクルされたアルミニウムフロントスクリーンには環境に優しい22%の再生ガラスが採用されています。

カメラ

リアカメラは50MPのメインカメラ32MPの3倍光学ズーム対応望遠カメラ13MPの超広角カメラの3つで構成されています。フロントカメラは32MPとなっており、メインカメラはソニー製のIMX 890が採用され、6軸ハイブリッドジンバルスタビライザーは3.0にバージョンアップしています。

AI機能

ASUSの11 Ultra製品ページでは5つのAI機能が紹介されています。

  • セマンティック検索
  • AIノイズキャンセリング
  • AI通話トランスレーター(ベータ)
  • AIトランスクリプト(ベータ)
  • AIによる壁紙作成(ベータ)

セマンティック検索は写真内のイベント、時間、場所、オブジェクトを検索するとAIが代わりに目的の写真を探してくれる機能です。この機能はクラウドを経由することなく、オンデバイスで使えるそうでプライバシーに配慮した機能になっています。

AIノイズキャンセリングは通話中やゲーム中でも、周囲の音をかき消して、スピーカーからの音をクリアにする機能です。

AI通話トランスレーターは外国語で話している相手に対して、自国語でメッセージを送っても、テキストや音声を自動で外国語に翻訳して相手に送ってくれる機能です。対応言語は中国語、英語、フランス語、スペイン語、ポルトガル後、イタリア語、日本語になっています。

AIトランスクリプトは通話録音を認識して、リアルタイムで文字起こしをしてくれます。

最後の壁紙作成はユーザーが好みのスタイルやトーンを選択すると、AIがユーザーの好みの壁紙を作成してくれる機能です。

ディスプレイ

ディスプレイは、デバイスの使用状況に応じてリフレッシュ レートを1 ~ 120 Hz まで動的に調整でき、ゲーム時には最大144Hzにまで引き上げることができます。可変リフレッシュレートは、静的コンテンツを表示している場面でリフレッシュレートを下げるといった柔軟な対応ができるので、バッテリー残量を気にするモバイル端末にはとても便利です。

11 Ultraのディスプレイは、Galaxy Sシリーズのようなハイエンド機種に多く搭載されているAMOLEDディスプレイ(サムスン電子製)であり、2500ニトまで輝度を上げられるので、直射日光の強い屋外でも画面が見やすくなっています。

その他

他には、IP68の防水防塵、Wi-Fi 7Bluetooth 5.4に対応していて、ハイエンドスマートフォンには珍しい3.5mmイヤホンジャックが付いています、イヤフォンジャックを必要としている人にとっては、ハイエンドスマートフォンの中で大きな差別化になります。

大きいサイズのディスプレイを好むマス層に向けて、今回の11 Ultraは大型ディスプレイになりましたが、ニッチな層に向けてイヤフォンジャックで攻めてくるあたり、Zenfoneらしいです。

価格

11 Ultraは3月15日に台湾と香港で発売され、3月末からアメリカで予約開始となりました。価格は999ユーロ(メモリ12GB/ストレージ256GBモデル)で約16万円、1099ユーロ(メモリ16GB/ストレージ512GBモデル)で約18万円となっており、少し高価な印象ですね。

残念ながら日本での発売はまだ未定となっています。

最後に:小型サイズの11は出るのか

上記と被りますが、大型ディスプレイを搭載した11にUltraと付けたということは、小型ディスプレイのZenfone 11が控えているのかもしれません。Zenfoneシリーズは毎年初夏頃の5月~7月に登場していたので、Zenfone 11も同時期に発表されるかもしれません。しかし、今のところZenfone 11の情報は一切出ていないらしく、リーク情報も認証機関等の情報もないため、Zenfone 11は発売されないという可能性もあります。なんにせよ、今後のZenfoneシリーズの動向に注目です。

「Zenfone 11 Ultra」公式紹介ページ:https://www.asus.com/mobile-handhelds/phones/zenfone/zenfone-11-ultra/

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