Intelは8月28日、Xeonデスクトップワークステーションプロセッサーとして、「Intel Xeon W-3500」シリーズと「Intel Xeon W-2500」シリーズを発表しました。
インテルのXeonプロセッサとは、ワークステーション向けのプロセッサのことで、高い計算能力を持っており、主にプロのクリエイター、研究者、エンジニア、ソフトウェア開発者などの専門的な職種を持つユーザーが使用します。そのため、通常のプロセッサと違って、メモリの不具合に対処できるECCメモリ機能に対応していたり、企業の電気コストを軽くするように電力効率を重視して設計されていることが多いです。
今回発表された「Intel Xeon W-3500」シリーズでは、最大60個のパフォーマンスコアを搭載可能で、最大120スレッドの計算能力に対応しています。一方の「Intel Xeon W-2500」シリーズでは、最大26のパフォーマンスコアと52のスレッドに対応しています。
主な性能
本プロセッサは、最大4.8ギガヘルツ (GHz) のターボ周波数を発揮。「W-3500」シリーズでは、最大112.5メガバイト (MB)、 「W-2500」シリーズでは、48.75 MBのL3キャッシュを搭載可能。パフォーマンスとデータ管理が向上します。
8チャネルのDDR5 RDIMM (最大 4,800 メガトランスファー/秒) メモリに対応し、大規模なデータセットやメモリを大量に消費するワークロードに対して最大 4 テラバイト (TB) のメモリ容量に対応できます。
マルチGPU、SSD、ネットワークカード向けに、Xeon W-3500プロセッサでは最大112個のCPU PCIe Gen 5.0レーン、Xeon W-2500プロセッサでは最大64個のCPU PCIe Gen 5.0レーンに対応。
データ サイエンスとAI 開発のワークロードで最大26%のパフォーマンスが向上。
Intel Wi-Fi 6Eを統合など。
提供次期
「Intel Xeon W-3500」シリーズおよび「Intel Xeon W-2500」シリーズは、2024年8月28日より、HP、Dell、Lenovo などの業界パートナーから注文可能で、システムは9月から提供開始されます。
インテルによると、推奨顧客価格は、 「Xeon w3-2525」の609ドル(約86,000円)から、 「Xeon w9-3595X」の5,889ドル(約840,000円)までとなっているようです。