Intelは9月24日、Xeon 6プロセッサー・ファミリーの1つである「Xeon 6900Pシリーズ」の詳細と製品について発表しました。
「Xeon 6900Pシリーズ」は、全てPコアで構成されており、HPCなどの演算負荷の高い用途向けのデータセンター用プロセッサで、コードネームは「Granite Rapids」。
今年の6月に台湾で開催された「Computex 2024」にて、インテル Xeon 6 プロセッサーが正式に発表されたと同時に、Eコア構成の「インテルXeon 6700Eシリーズ」が発表・出荷が開始されています。そのため、今回「Xeon 6900Pシリーズ」が登城したことで、Xeon 6プロセッサー・ファミリーのうちのPコア製品とEコア製品が両方出揃った形になります。
同ファミリーには、他に「6900E」、「6700P」、「6500P」、「6300P」、「6 SoC」の5つのシリーズの登場が控えており、2025年第1四半期(1~3月)にリリースされる予定です。
最大128コア搭載可能な高性能モデル
「Xeon 6900Pシリーズ」は、初代Core Ultraシリーズで採用されている「Redwood Coveコア」が搭載されており、3つのCPUダイと2つのIOダイで構成された高性能モデルです。SKU「6980P」は、128コアのCPUコアを搭載します。
今回発表された「Xeon 6900Pシリーズ」のSKUは以下の5製品です。
- インテル Xeon 6980P プロセッサー (504M キャッシュ、2GHz)
- インテル Xeon 6979P プロセッサー (504M キャッシュ 2.10GHz)
- インテル Xeon 6972P プロセッサー (480M キャッシュ、2.40GHz)
- インテル Xeon 6960P プロセッサー (432M キャッシュ 2.70GHz)
- インテル Xeon 6952P プロセッサー (480M キャッシュ、2.10GHz)
Gaudi 3も正式発表
Gaudi 3は、IntelのAIアクセラレータで、2022年に発表されたGaudi 2の後継製品です。
Gaudi 3については、以前から技術的な詳細についてIntelから発表されていたのですが、今回正式に発表がされ、第4四半期から、Gaudi 3を搭載した製品がDell TechnologiesやHewlett Packard Enterprise(HPE)、Supermicroの3社から提供される計画となっています。
Intelは、LLaMa 2 70Bのモデルを利用した場合、NVIDIAのH100と比較して、Gaudi 3は推論時のスループットが2倍の価格性能比を実現すると説明しています。
Source:https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/products/details/processors/xeon.html