進化するたびに新しい規格が出る。その一つがUSB規格です。ここでは、主なデータ転送速度ごとのUSB規格を簡単にまとめています。良ければ参考にしてください。(この記事で表記しているデータ転送速度は理論値になります。)
480Mbpsに対応したUSB規格
- USB 2.0
2001に発表されたUSB規格。転送速度は480Mbps(60MB/s)です。
5Gbpsに対応したUSB規格
- USB 3.0
- USB 3.1 Gen 1
- USB 3.2 Gen 1 (x1)
5Gbpsには3つの規格があり混乱しやすいです。それぞれ名前は違いますが、発表された時期が違うだけで速度は同じです。また、USB 3.2 Gen 1の後ろにx1がつくことがありますが意味は同じです。
ちなみに、SuperSpeedと呼ばれたりもします。これはUSB Imprementers forum(USB IF)によって策定された名称なのですが、あまり使われていないです。
10Gbpsに対応したUSB規格
- USB 3.1 Gen 2
- USB 3.2 Gen 2 (x1)
10Gbps(1250MB/s)には2つの規格があります。このUSB 3.2 Gen 2の後ろにつくx1も、先ほどと同じで、あってもなくても、どちらも同じ意味です。
ちなみに、こちらにはSuperSpeedPlusというUSB IFにより策定された名称があります。
20Gbpsに対応したUSB規格
- USB 3.2 Gen 2 x2
- USB4 Gen 2 x2
ここでx2が出てきましたが、これはレーンを2つ使って転送速度を2倍にしていることを表しています。また、新しく出てきたUSB4から4の前のスペースが省略され、2.0や3.1のような数字の後ろについていた「.数字」の表記がなくなりシンプルになりました。
40Gbpsに対応したUSB規格
- USB4 Gen 3 x2
先ほど出たUSB4 Gen 3 (x1)のレーン数を2つに増やし、転送速度を2倍にしています。
まとめ
パソコンのスペック表には規格名しか書いていないことがあるので、それぞれのUSB規格がどのくらいの転送速度か、覚えてしまうと意外と便利です。これからも、さらに速度が速い規格が出ると思います。今度はどんな名前が採用されるのでしょうか。楽しみです。