2024年3月21日、クアルコムはミドルハイ向けのスマートフォン用チップ「Snapdragon 7+ Gen 3」を発表しました。このSnapdragon 7+ Gen 3に搭載されているKryo CPUは1つのPrime Cortex-X4（最大 2.8 GHz）と4つのパフォーマンスコア（2.6 GHz）、3つの効率コア（1.9 GHz）で構成されており、7+ Gen 2と比較して15%、Adreno GPUが45%パフォーマンスが向上し、電力効率も5%向上しています。
新シリーズのオンデバイス生成AI機能を含むこのSnapdragon 7+ Gen 3はBaichuan-7B、Llama 2、Gemini Nano などの大規模言語モデル （LLM）を含む幅広いAIモデルをサポートしており、強化されたAI機能によりオンデバイスでの画像加工や文字起こし、外国語翻訳などを使うことができます。
ゲーム機能とカメラ機能も強化されています。Game Post Processing AcceleratorやAdreno Frame Motion Engine 2などの新しく厳選されたSnapdragon Elite Gaming機能により、ゲーム効果を強化し、デスクトップレベルのビジュアル向けに電力を消耗することなく2倍のフレームレートでゲームコンテンツをスケールアップします。カメラ機能に関しては、18ビットコグニティブISPにより写真機能が向上しており、最大200MP（2億画素）のカメラセンサーに対応します。
また、Snapdragon 7+ Gen 3は7シリーズで初めてWi-Fi 7に対応しており、他にもBluetooth5.4やUFS 4.0ストレージ、LPDDR5Xメモリに対応しています。
Snapdragon 7+ Gen 3は、OnePlus、realme、SHARPなどのスマートフォン製品に搭載され、今後数か月以内に発表される予定です。
クアルコム プレスノート：https://www.qualcomm.com/news/releases/2024/03/qualcomm-champions-the-most-powerful-snapdragon-7-series-yet–sn
Snapdragon 7+ Gen 3の概要（公式）：https://www.qualcomm.com/products/mobile/snapdragon/smartphones/snapdragon-7-series-mobile-platforms/snapdragon-7-plus-gen-3-mobile-platform
