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2025年発売予定の「Nothing Phone (3)」。ハードウェアとAIの統合を目指す

2025年発売予定の「Nothing Phone (3)」。ハードウェアとAIの統合を目指す
写真:Adobe Stock

「Nothing Phone (3)」の発売はいつ?

透明感のあるデザインとLEDライト「Glyph Interface」の斬新なデザインで躍進を続けるNothingですが、次期新型スマートフォン「Nothing Phone (3)」は来年の2025年に発売されるようです。

今まで、Nothing Phone (1)は 2022年7月に登場、Nothing Phone (2)は 2023年7月に登場していたため、Nothing Phone (3)も2024年の7月に登場すると予想されていました。

Nothingの設立者Carl Pei氏は、今年の6月6日に自身のXを更新。「Nothing Phone (3)」は、来年に発表することを告げました。また、テックメディアの9to5Googleは、NothingへPhone (3)に関するメールを送信。返答メールから実際に2025年までリリースされないことを確認したを伝えています。

ハードウェアとAIの統合を模索

Carl Pei氏は、Xにて「当面の間、スマートフォンが消費者向け AI フォーム ファクターの主流であり続けることは間違いなりが、現在のユーザーエクスペリエンスは 10 年以上進化しておらず、スマートフォンの使い方は再定義される必要がある」と述べています。

そのため、Carl Pei氏は、高度にパーソナライズされた、動的なクロスデバイスインターフェイスとテクノロジーとのやり取りをより快適に感じさせる、人間的なつながりも生み出すインターフェイスが必要であるとし、次期Phone (3)では、これらの課題を解決できるようAIインタラクションの設計とプロトタイプ作成に取り組んでいるようです。

2つの初期コンセプトを公開

Carl Pei氏は、Xに投稿した動画内で、AIを活用した「新しいホーム画面」とAIコンパニオンの「Oliver」を公開しました。この2つの機能は Phone (3)に搭載されるようです。

新しいホーム画面

写真:X(@getpeid)

従来のアプリばかりが並んでいたホーム画面から、チケットのQRコードやリマインダー、天気予報などユーザーが欲しい情報を自動で取得して表示する「新しいホーム画面」へと進化。アプリ中心のモデルから脱却し、AIがホーム画面を通じて、AIとユーザインターフェイスの統合を目指します。

Oliver

写真:X(@getpeid)

「Oliver」とは、AIを活用したデジタルアシスト機能のこと。まだ詳細ははっきり分かりませんが、各ユーザーにパーソナライズできるようで、画面に「柔軟なマルチーモーダル」と記載があるので、テキスト入力以外に、カメラやマイクからのプロンプト入力が可能なのかもしれません。

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写真:X(@getpeid)

予想される「Nothing Phone (3)」のスペック向上

「Nothing Phone (3)」は、前機種の登場から1年以上空くことから、大幅な性能向上が期待できます。

あくまで噂ですが、本機種のプロセッサにはQualcommのハイエンドSoC「Snapdragon 8 Gen 3」が搭載される可能性が高いです。他にも、Phone (2)の4,700mAhのバッテリーからの容量アップやデュアルカメラの性能向上、背面Glyphインターフェースの改良などが噂されています。

まとめ:Phone (3)のAI機能に注目

Carl Pei氏の話から、Phone (3)はAI機能に重点を置いたスマートフォンとなるようです。最近のスマートフォンも各社独自のAI機能を取り込んでいるものが多いですが、Nothingが他社製品よりも画期的あるいは唯一無二のAI機能をPhone (3)に搭載して、差別化を図れるかどうかが販売台数に大きく関わってくるように思えます。

発売が来年に延期され少し悲しいですが、期間が延びた分、Phone (3)の開発に期待しましょう!!

2025年発売予定の「Nothing Phone (3)」。ハードウェアとAIの統合を目指す

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