Apple製品の大幅な筐体のデザイン変更は、数年ごとに行われています。MacBook ProはAppleが独自に設計したMチップが初めて搭載された2021年、MacBook Airは2022年にデザインが再設計されて以降、現在まで引き継がれています。今年の5月に発表されたiPad Proでは、新デザインへの移行におよそ6年もの歳月がかかりましたが、現在のMacBookシリーズでは何年かかるのでしょうか。
Proは2026年、Airは2027年に新デザインへと刷新されるかも
Apple関連のリーク情報に詳しいMark Gurman氏は、今年の6月30日にBloombergの記事にて、MacBook Proの筐体デザインの変更は2025年または2026年になると報じており、現在では、後年の2026年が濃厚です。また、MacBook Airに関しては1年遅れの2027年になるという説が現在では噂されています。
なお、今までの発売周期通りにいくと、今年の10月には現在の最新チップであるM4チップを搭載した新型MacBookが発売される予定ですが、今年の機種は例年通り、現行モデルと同じデザインが用いられるとされています。
新デザインの主軸はOLEDによる薄型化?
現在、MacBook Proの新デザインに関して、ディスプレイがミニLEDバックライトから最新のiPad Proに搭載されているタンデムOLEDに変更されると噂されています。現行のiPad Proでは2層のOLEDパネルによるタンデムOLEDを搭載することで、筐体の大幅な薄型化やタブレットのような大きなディスプレイでもOLED特有の高輝度を実現するのに成功しました。噂通りに新デザインのMacBookにもiPad ProのようなタンデムOLEDが搭載されれば、現行モデルよりもディスプレイ性能を上げつつ、より薄型形状のノートPCを完成できるかもしれません。また、一方のMacBook Airでは、通常のOLEDディスプレイの搭載が噂されています。
周辺機器を接続するポート類に関しては、これといった情報がないため、現行モデルと変化はないかもしれませんが、正直、SDXCカードスロットやHDMIポート、3.5mmヘッドフォンジャックなど現時点で拡張性が優れているので、そのままでもユーザーにとっては十分かもしれません。
毎年、新プロセッサを搭載して高性能になったMacBookが登場するのも楽しみですが、新デザインのNew MacBookも早く見てみたいものです。