台湾桃園のPC機器メーカー「In Win Developmen」は11月29日、限定版第11世代シグネチャーシャーシ「Infinite」を正式に発売しました。このPCケースは、今年初めに台北で開催されたComputexで初めて発表された製品で、今回一般向けにも発売された形です。ちなみに製品名の「Infinite」は「無限」という意味です。
公式サイトでの販売価格は6,776ユーロ。日本円で驚愕の約106万7,000円です。普通だと、数万円もあれば十分良質の製品が買えるのが、PCケースの相場だと思いますが、この製品はまさかの100万円越えです。これだけの金額を出しても、まだCPUやマザーボードなどの中身を買わなくてはなりませんから、まさしく富豪のための製品ですね。これだけの金額ですから、デザインも機能も他のケースよりも一線を画しています。
PCケースと聞くと、大抵の人は、四角形のよくある形を思い浮かべますが、この製品は、そんな常識をぶち壊す形状をしています。「In Win Developmen」によると、最大の180度反対方向にねじった一体型曲面ガラスと、陽極酸化処理された 4mm厚のアルミニウムで構成されているとのこと。写真を見ると、製品本体の左側がガラス素材で、右側がアルミ素材でできていることが分かります。
ガラスとアルミ、どちらも湾曲したデザインが特徴的ですが、これには高い技術力が必要なようで、ガラス曲面は優れた職人により、厚さ6mmのガラスを12 時間のプロセスと化学強化プロセスで加工。アルミ部は、熟練したアルミニウム加工技術により象徴的なデザインに仕上がっています。
熟練のPCマニアの方だと、頻繁にPCケースを中身をいじるイメージがありますが、この「Infinite」は、なんと電動で開け閉めができます。下の一枚目の写真が閉まった状態で、二枚目の写真が開いた状態です。どのボタンを押せば、開け閉めできるのかは分かりませんが、ロマン溢れる機能ですね。
なんと、すでに完売済み!
公式サイトを訪ねてみると、なんとすでに完売済みでした。限定版と記載があるので、もう販売可能性が高そうです。にしても、100万円のPCケースがたった数日で売れるとは、販売台数が少なかったのか、購入者が多かったのか分かりませんが、すごいですね。どういった感じのケースなのか、一度は見てみたいものです。