Googleは5月13日、「Project Starline」をHP（ヒューレット・パッカード）と提携して、2025年に商用化を開始することを発表しました。
「Project Starline」とは、ビデオ会話を通じて、繋がっている人との臨場感をさらに高めるための画期的なテクノロジープロジェクトのことです。、ボリューム感と奥行き感を生み出す専用のライトフィールドディスプレイに、AIや3Dイメージングなどの最新テクノロジーを用いて3Dリアルモデルを作成します。
そうすることで、ユーザーは専用のメガネやヘッドセットを装着せずとも、まるで実際にそこにいるかのような、誰かと一緒にいるような感覚で会話をすることができます。
このプロフェクトは、Google I/O 2021で初めて一般公開されました。その後、数々のテストが実施され、およそ3年後の今回、商用化が発表されました。
2021年に初めて発表されたプロトタイプは、写真のような複雑で大掛かりなセットでしたが、今回発表されたプロトタイプでは、より高品質でリアルな 3D 画像を生成する新しい AI 技術を用いることで、数台の標準カメラと専用のスクリーンの身を必要とするスタイリッシュな形状に進化しています。
写真：Google
Googleは、プロトタイプを使ったテストを通じて、「Project Starline」がより強い個人的なつながりを構築し、会議の疲労を軽減、注意力を高めるのに役立つという結果を確認しています。普段のWebカメラを用いたビデオ会議よりも、リアルの会話を実現できる「Project Starline」を用いることは、僕たちが想像しているよりも多くのメリットを体感できるようです。
Googleは、商用化の詳細について、今年後半にお知らせするとしています。
メガネやヘッドセットをしなくても、3D映像を体験できるのは画期的ですね。まだまだ先にはなると思いますが、同じ技術がスマホやパソコンに搭載されれば、さらに面白くなりそうです。
