先日、Youtubeチャンネル「Moore’s Law is Dead」にて、Nvidiaの次期ハイエンドモデルとされるGeforce RTX 5090が従来のGeforce RTX 4090よりも70%高速になる可能性があると伝え、話題になっています。これは、4000シリーズで使われたアーキテクチャーを「Ada Lovelace」から、より高いクロック動作数とメモリ帯域幅を可能にする新しい「Blackwell」に変更するためだそうです。また、グラフィックメモリも24GBから数GB上がるらしく、これも高速化に起因しています。
価格も上がる
Geforce RTX 5090の販売価格は2000ドル、日本向け価格ではおよそ37万円と予想されています。もし本当だとすると4090から、およそ7万円の価格アップです。Geforce RTX 5090に関しては、まだ詳細について明らかになっておらず、Moore’s Law is Deadチャンネルが伝えた情報は、あくまでリーク情報です。しかし、4090から5090への価格アップは可能性が高いです。それは、NVIDIAの90番台に対抗できるゲーム向けGPUが他にないからです。ゲーム向けGPUにはNVIDIAの他にAMDのRadeon RXやintelのArcがありますが、スペック的にNVIDIAの90番台に匹敵するとは言えないと思います。そんな状況で、性能に全振りしたハイエンドGPUをほしがる人が多くいれば、Geforce RTX 5090の独擅場になります。
しかし、そんな高性能で高価なGeforce RTX 5090を購入するゲームプレイヤーはさほど多くはないように思えます。5090を購入する人は、超快適なゲーム環境を整えたい人や資金力のある人のような少数に限られ、たいていの人はミドルレンジモデルを購入するはずです。そんな中、リーカーである「Kepler_L2」はXにて、AMDは次期GPU製品ではミドルレンジモデルに注力するというリーク情報を伝えています。もしそうなれば、価格競争が起きて、ミドルレンジGPUでは価格が安定するかもしれません。
発売は2024年末頃
Geforce RTX 5090の発売は2024年の末頃とされていますが、半導体不足の影響で、手には入れるのは2025年の前半と予想されています。まだGeforce RTX 5090について詳細はわかりませんが、実際にどのくらいの性能になるのか、発売が楽しみですね。