Dell、PCブランドを大幅刷新。XPSやInspironは廃止に
Dellは1月6日、ノートPCとデスクトップPCの各ブランド名を変更することを発表しました。変更されるブランド名は計8種類で、エンドユーザーには知れ渡っている有名な「XPS」や「Inspiron」に加え、法人向けPCの「Latitude」、ワークステーション向けの「Precision」も含まれています。なお、ゲーミングブランドの「Alienware」は、廃止せず、そのまま継続して販売していくとのことです。
今までは、スペックに応じて個別にブランド名を与えていたため複雑化し、統一性がありませんでしたが、新しいブランド名ではスタンダードクラスの「Dell」、ミドルクラスの「Dell Pro」、ハイエンドクラスの「Dell Pro Max」というシンプルな3つに統一されます。
Dellテクノロジーズの副会長 兼 COOであるジェフ・クラーク氏は、「ユーザーはシンプルにPCを使いたいと思っている、ユースケースやサブブランドを理解するのに時間をかけることを避けたい。そこで、サブブランドを廃止し、Dellブランドに統一する。それによりユーザーは、自分が購入したPCを一目で理解できる」と述べ、ユーザーへの配慮のためのブランド名刷新であることを明しています。
今までのブランド名と新しいブランド名のスペック関係は、以下の通りです。
- Inspiron、Inspiron Plus、XPS→Dell
- Latitude→Dell Pro
- Precision→Dell Pro Max
また、「Dell」、「Dell Pro」、「Dell Pro Max」のそれぞれ3つには、各ティアと呼ばれるスペック階級があり、「Base」、「Plus」、「Premium」の3クラスが用意されます。そのため、Dellに分類されているInspironとXPSですが、ティアごとに分類すると、InspironはDellのBase、XPSはDellのPremiumとなります。
まるで、AppleのMac Bookのような変更内容ですが、今までよりかはユーザーに分かりやいブランド名になるのではないかと思います。