Appleの折りたたみスマホ、新型iPhoneとして出ないは本当!?
Appleの折りたたみスマホは出る出ない、どっち!?
以前から噂されており、発売が期待されていますが、実際のところどうなのでしょう?海外のニュースレターやApple製品に詳しいリーカーからは、2026年にAppleの折りたたみ製品が登場するという情報が度々、囁かれています。
Appleの競合相手であるサムスンやGoogle、その他の企業が続々と折りたたみスマホを発売していく中で、Appleは依然として、今のiPhoneの販売体系を崩していません。iPhone 11から登場したProシリーズやiPhone 12から登場したminiシリーズなど多少の変更はあれど、最近は安定しています。
毎年、新シリーズが登場するiPhoneの販売レパートリーが決まっているのは、消費者にとって買いやすいことに繋がりますが、目新しいが無く逆に飽きられてしまう結果に繋がることも。AppleがiPhoneの販売数をグンと上げるには、折りたたみ式のような目新しさが必要です。実際、2014年に登場したiPhone 6 Plusは、今までにない大画面ディスプレイを搭載したことが消費者に受け、前年比と比べて約25%、iPhoneの販売台数が伸びました。
2024年2月に投稿されたリーク
そんな中、Appleの折りたたみスマホが噂されるようになったのは、ディスプレイを折りたたむのに必要なヒンジの特許をAppleが提出したことが発覚したからです。そして、2024年2月、テクノロジー系情報メディアのThe Informationが「Appleは現在、2つの折りたたみデバイスのプロトタイプをテストしているらしい」という記事を投稿しています。
その投稿によると、テスト中の2機種は両方ともSamsung Galaxy Z Flip 6のような縦折りタイプで、発売まで少なくともあと2年はかかると述べられています。また、ティム・クック氏は2018年に折りたたみデバイスを検討していたが、2020年に一時中断し、最近になってまた再開したとも述べられています。そのため、また開発が中止される可能性もありそうです。
2024年5月に投稿されたリーク
2024年5月には、Apple製品に詳しい9to5Macが海通国際証券のアナリスト、ジェフ・プー氏を通じて、Appleが折りたたみ式デバイスの開発を強化していると投稿しています。
この投稿によると、Appleは2025年後半に20.3インチの折りたたみ式デバイスの量産を開始し、2026年後半に折りたたみ式iPhoneを発売する予定とのこと。
- 2025年後半:20.3インチの折りたたみ式デバイスの量産を開始
- 2026年後半:折りたたみ式iPhoneを発売
この20.3インチの折りたたみ式デバイスというのは、MacBookとiPadのハイブリッド端末らしく、完全に開くと20.3インチのiPadのように操作ができ、少し折りたたむと13インチMacBookのように操作できるとのこと。このことは、ジェフ・プー氏以外にロス・ヤング氏やブルームバーグのマーク・ガーマン氏も報じています。
OSはiPadOSとmacOSを連携させたものが搭載されるようで、端末の折りたたみ具合に応じてソフトウェアが切り替わるとのこと。
2026年後半発売されるという折りたたみ式iPhoneでは、7.9インチと8.3インチの2種類が検討されているようで、20.3インチの折りたたみ式デバイスも含めて、超高級市場を狙ったAppleの新たなモデルとなるようです。
2024年7月に投稿されたリーク
そして、2024年7月にはThe InformationがまたしてもAppleの折りたたみデバイスに関する記事を投稿。Appleは、Samsung Galaxy Z Flip 6ようなクラムシェル型iPhoneを2026年に発売すると報じました。
The Informationは、匿名の2人からの情報だとし、折りたたみiPhoneは早ければ2026年に登場するとのこと。アジア圏のサプライヤーと話しを始めているそうです。9to5Macが5月に報じた発売時期と一致するため信憑性は高いかもしれません。
2024年12月に投稿されたリーク
そして、2024年12月には米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)もAppleの折りたたみデバイスの記事を投稿。「アップルは、成長回復のために、より薄くて折りたたみ可能なiPhoneを計画している」と報じました。
この投稿によると、アップルは折りたたみ式という斬新的なアップデートでiPhoneの売り上げ回復を狙っており、2種類の折りたたみデバイスを計画しているとのこと。1つ目は、ノートPCと同じように操作する折りたたみデバイスで、広げると約19インチの画面になるとのこと。2つ目は、広げるとiPhone 16 Pro Maxよりも大きい画面になる折りたたみiPhoneとのこと。
また、Appleは当初、約19インチの折りたたみデバイスを先にリリースする予定だったが、現在は折りたたみiPhoneが先にリリースされる可能性があるようです。発売時期は2026年を目指しているそうですが、技術的な問題で、さらに1年延びるかもしれないとも述べています。
なぜ折りたたみデバイスの開発・発売が遅れている?
Appleがヒンジに関する特許を提出したのは、数年前の話で、噂によれとティム・クック氏はすでに2018年には、折りたたみデバイスの案を出していました。競合相手のサムスンは2019年に初めての折りたたみデバイスである「Galaxy Fold」を発売しています。6年が経った今、Appleも折りたたみデバイスを出そうと思えば出せて気がしますが、なぜ未だに登場していないのでしょうか?
噂では、Appleの求める品質に折りたたみデバイスの技術が追い付いていないからだとされています。折りたたみデバイスを開発するうえで、最も困難な問題は、おそらくヒンジ部と耐久性でしょう。
ヒンジ部の造りが悪いと、画面を広げた際、画面中央に窪みができ操作性が悪くなるうえ、耐久性が悪いとすぐにヒンジ部が壊れる可能性があります。また、折りたたみデバイスには、折りたたんだ状態でも操作できるよう、外側にもう一つディスプレイが搭載されることが普通です。そのため、外側のディスプレイの耐久度も上げなければなりません。
Appleは、この難しい課題に加えて、折りたたんだ際の筐体の厚さを薄くすることにも取り組んでいるようで、それらの全てにおいて高い品質を求めています。サムスンの折りたたみデバイスも、現在の6シリーズでは品質が良くなりましたが、2019年に出た初代のモデルは色々と賛否がありました。
Appleが折りたたみデバイスを発売するか悩む理由
はたして、Appleの折りたたみデバイスは売れるのか?
初めて、折りたたみスマホとして発売されたモデルは2018年に登場したモデルは、中国Royale(ロヨル)のFlexPaiです。その後、スマホ大手のサムスンがGalaxy Zシリーズを発売したことで、一気に折りたたみスマホの市場が広がりました。
当時、折りたたみスマホが今のスマホ市場を塗り替えるかもしれないと期待されていましたが、約6年経った現在、未だに、これといった成果を上げれていません。統計サイトのStatistaは、2024年には12億台のスマートフォンが販売されると予測していますが、折りたたみ式端末は、このうちのたった2500万台です。
販売台数が伸び悩む原因として、耐久性への懸念や高価格があるようです。また、新しい折りたたみスマホが登場しても前機種と性能がほとんど変わらないというのも原因にあるようで、現在、折りたたみスマホを使用しているユーザーのほとんどは、そういったガジェット類に興味があるニッチの層となっています。
Appleがこのような市場に参入するには、最低でも1億台を超える必要があるそうですが、折りたたみ市場は、まだまだ規模が小さく、これからの成長予測も期待されるほどでもないのが実情です。
先ほど、Appleが長年折りたたみスマホを発売していない理由に、技術的な問題を上げましたが、そもそも折りたたみスマホの人気が低いことが理由で発売していないのかもしれません。
まとめ
この記事では、Appleの折りたたみスマホに関するリーク情報についてまとめてみました。
今回分かったことは、以下の3つです。
- Appleは、2種類の折りたたみデバイスを計画している。
- 折りたたみiPhoneは、早ければ2026年中に発売される。
- 2種類とも高価格になる可能性が高い。
- しかし、技術的な問題で開発が中止される可能性も、まだある。
ここまで、読んでいただく分かる通り、2024年は折りたたみスマホに関するリーク情報が飛び交いました。2025年には、どんな情報が出てくるのか、はたしてApple製折りたたみデバイスは登場するのか、今後も記事に書いていこうと思います。
長文になりましたが、ここまで読んでくださり、ありがとうございました。。