今年登場予定のAndroid 15ですが、先日開催されたGoogle I/O 2024では、Android 15に実装される10つのアップデートが発表されました。この記事では、発表された10つのアップデートのうち、筆者が気になった以下の5つを紹介します。
- プライベートスペース
- 盗難検知ロック
- AIによるリアルタイム保護
- 写真によるGoogleウォレットへのアイテム追加
- GoogleマップでのARコンテンツ探索
プライベートスペース
プライベートスペースとは、認証レイヤーを追加した専用のスペースの中に、他の人に簡単にアクセスしたり見られたりしたくないアプリを保管することで、詮索から個人情報を守る機能です。例えば、健康アプリや銀行アプリなどをプライベート スペースに隠すことで、自分だけが閲覧できるようにして個人情報を強化します。
盗難検知ロック
この機能は、誰かが、あなたのスマートフォンを奪い取って走ったり、自転車に乗ったり、車で逃げようとしたりすると、Google AIが「スマホが盗まれた」と検知し、スマートフォンをすぐにロックすることで、個人情報や金融データを保護します。
AIによるリアルタイム保護
この機能は、Google Play ProtectがAIを使って、詐欺やフィッシングに関与する可能性のあるアプリを検知する機能です。デバイス上のAIがアプリに対して、機密性の高い権限をどのように使用し、他のアプリとどのようにやり取りするかを分析することで、怪しい動作をリアルタイムで調べます。悪質と思われた場合は、そのアプリをGoogleに送信。有害なアクティビティを実行していることが確認された場合は、ユーザーに警告するか、アプリを無効にします。
写真によるGoogleウォレットへのアイテム追加
この機能では、イベントのチケット、図書館カード、自動車保険証、ジムの会員カードなどバーコードやQRコードを含むアイテムの写真を撮ることで、そのアイテム(パス)のデジタル版を作成。そのまま、Googleウォレットに保存することができます。
GoogleマップでのARコンテンツ探索
この機能は、スマートフォンのGoogleマップで拡張現実 (AR)コンテンツに直接アクセスする機能です。マップのストリートビューとレンズを使って、モバイルデバイスに表示することができます。
Source:https://blog.google/products/android/android-15-google-io-2024/#google-maps-ar