AMDは、7月15日に8000シリーズの後継となる次世代CPU「Ryzen 9000」シリーズの詳細を公開しました。新しいCPUアーキテクチャ「Zen 5」を搭載した「Ryzen 9000」シリーズは、7月31日(米国時間)に予定されていますが、現時点で価格は公開されていません。
ラインナップされているSKUは以下の4つです。
- Ryzen 9 9950X: 16コア32スレッド、TDP 170W
- Ryzen 9 9900X: 12コア24スレッド、TDP 120W
- Ryzen 7 9700X: 8コア16スレッド、TDP 65W
- Ryzen 5 9600X: 6コア12スレッド、TDP 65W
これらの「Ryzen 9000」シリーズは、現行モデルで使われている「Socket AM5」プラットフォームに対応しているため、BIOSのアップデートを行えば既存のAMD 600シリーズチップセットのマザーボードでも使用できます。また、前世代のZen 4と比較してIPC(Instruction Per Clock)が向上し、シングルスレッド性能が大幅に向上しています。
競合itelの14世代Coreシリーズとの性能比較では、わずかながらもAMDの方が優れていることがわかります。
また、電力効率の面でも前世代のRyzen 7000シリーズと比較して、性能が向上しています。
「Ryzen 9000」シリーズは、新しく「Zen 5」を採用したことで、前世代よりも性能、電力効率が上がっているため、ハイエンドなゲーミングPCやクリエイターPCの構築に最適な選択肢となりそうです。
Source:https://www.amd.com/ja/products/processors/desktops/ryzen.html#enthusiast