スマートフォンやモニターなどのディスプレイには、単位にHzを用いる「リフレッシュレート」と呼ばれる有名な機能がありますが、他にも同じHzの単位を用いる「タッチサンプリングレート」と呼ばれる機能があります。
両者は同じ単位を用いていますが、「リフレッシュレート」は1秒間の間にディスプレイに表示できる画像の数を示すのに対して、「タッチサンプリングレート」は1秒間の間にディスプレイが反応できる画面タッチの数を示します。
「タッチサンプリングレート」の数値が高いと、スマートフォンに対する操作反応が良くなります。よって、この数値が高いほどディスプレイの性能が高いと言えますね。
普通の使い方をする分には平均的な「タッチサンプリングレート」数で問題ないため、気にしなくて大丈夫ですが、FPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)のような、素早い反応、操作性で勝敗が決まるゲームプレイでは高い反応速度に対応できるディスプレイの方が有利です。そのため、高い「タッチサンプリングレート」数を持つディスプレイは、ハイエンド機種やゲームプレイに特化したゲーミングスマートフォンに搭載されていることが多いです。
主にゲームプレイ時のみに高い効果を発揮する特性から、「タッチサンプリングレート」は「リフレッシュレート」と比べると、あまり注目されない印象ですが、FPSのようなゲームを頻繁にプレイする人であれば、注目してみると損はないと思います。
以上、「タッチサンプリングレート」についての簡単な解説でした。