中国ファーウェイは4月18日、最新スマートフォン「Pura 70」シリーズを発表しました。この「Pura 70」シリーズはベーシックモデルの「Pura 70」と「Pura 70 Pro」、「Pura 70 Pro+」、「Puro 70 Ultra」の4モデル展開となっており、一番安い「Pura 70」モデル(メモリ12GB、ストレージ256GB)は5499元(約11万7300円)から、最も高価な「Puro 70 Ultra」(メモリ16GB、ストレージ512GB)は9999元(約21万3300円)からとなっています。
「Pura 70」シリーズは「P」シリーズの後継機種となっており、強力なカメラ機能を備えています。最上位モデルの「Puro 70 Ultra」には、高画質コンデジカメラに用いられる1インチサイズのイメージセンサーを搭載、回転望遠レンズ構造やF1.6~F4.0の間で調節ができる絞り地など、他社製品と比べても高いカメラ性能を持つ格納式ズームレンズを搭載しています。
また、「Puro 70 Ultra」には「Satellite+」と呼ばれる衛星通信機能が搭載されています。この機能は前作の「Mate 60 Pro」に続くもので、ファイルを大幅に圧縮することで衛星経由での画像送信が可能です。しかし、衛星通信の帯域幅は限られているため、電波が届かない緊急時の状況で、位置情報の共有サービスに「Satellite+」を使用することが想定されています。iPhoneにも似たような機能があり、ファーウェイもそれに追従しているようです。
現在、中国でのiPhoneのシェア率は下がっており、ファーウェイやシャオミのような自国のスマートフォンブランドが勢いを増しています。今回の「Pura 70」シリーズの登場で、さらにiPhoneの販売台数が危うくなるかもしれません。
ファーウェイ公式サイト:https://consumer.huawei.com/cn/phones/