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歴代iMacの歴史。初代スケルトンボディから薄型ボディまでの軌跡

画像:Apple

今のAppleを代表するデスクトップPCと言えば、もちろんiMacですよね。今も幅広い層から人気が高いiMacですが、初登場したのは、今から27年前のことで、iPhoneよりも長い歴史を持ちます。現在は、M4チップを搭載した超薄型ボディへと進化しましたが、ここまで来るのにどうのような進化を遂げてきたのか。この記事では、そんな歴代iMacの軌跡を辿っていこうと思います。

1998年:初代iMac

画像:ウィキペディア

初代iMac、別名iMac G3が日本で発売されたのは、1998年8月29日です。午後3時から全国で一斉に販売されました。価格は178,000円からです。当時のOSはMac OS 8.1で、プロセッサはMでもintelでもない「PowerPC G3」でした。ディスプレイは15インチにもかかわらず重量はなんと17.3kgもあります。今じゃ考えられない重さですね。取っ手がハンドル1つだけだったので、非常に持ちづらかったそうです。

一方でデザインに関しては、非常に好評だったそう。この時代のパソコンといえば、グレー1色が多かったそうですが、iMacはこの風潮に逆行する鮮やかなボンダイブルー(上の写真)を採用しています。中の機械が見える斬新なスケルトンボディは、当時、多くのユーザーに受け入れられたようで、部屋に置いてあると、一目でiMacだと気付かれるようなPCだったそうです。

発売から5ヶ月後には、5色のキャンディーカラー(タンジェリン、グレープ、ライム、ストロベリー、ブルーベリー)に変更されましたが、1999年度のグッドデザイン賞金賞を受賞し、発売から約1年後には世界で200万台出荷し、22億ドルを売り上げたヒット商品となりました。ちなみに、初代iMacは、約11年と7か月ぶりにAppleに復帰したスティーブ・ジョブズ氏が最初にリリースしたメイン製品でもあります。

1999年:2代目iMac

1999年10月16日に発売された2代目iMac。デザインはほとんど変わっていませんが、CPUのクロック数上昇による性能向上や、クリスタル部分の透明度の変更、内部設計が見直されています。デスクトップとしては珍しいファンレス設計を採用していて、前機種よりも静粛性が高いのも特徴的です。

販売モデルは、iMaciMac DViMac DV Special Editionの3モデルで、カラーは全部で計7色です。(iMacがブルーベリー、DVがタンジェリン、ストロベリー、ブルーベリー、グレープ、ライム、Special Editionがグラファイト)

価格は、「iMac」118,000円、「iMac DV」148,000円「iMac DV Special Edition」178,000円。搭載OSはMac OS 8.6ですが、別売りでMac OS 9が12,800円で同時発売されました。

2002年:3代目iMac

3代目iMac、別名iMac G4は1月8日に発表され、スペックが異なる3モデルが登場しましたが、発売時期はそれぞれのモデルによって違いました。ちなみに3モデルとも、ビデオチップにNVIDIA GeForce2 MX(32MB DDR)を搭載しています。Apple製品にNVIDIA製GPUが載ってるなんて、今じゃ考えられないですね。

今回のモデルも他製品には見られない大胆なデザインで登場。斬新な見た目にもかかわらず、アームの可動域が意外と広いので、好きな方向にディスプレイを向けられます。

画像:Apple
画像:Apple

前作と比べて、ディスプレイは15インチと変わっていませんが、本体デザインを大胆に変更したことで超コンパクトに。重量も9.7kgにまで縮小しています。電源やスピーカー、アンプも本体に内蔵されたので、設置面積が大幅に小さくなりました。

また、翌年の2002年には17インチワイドディスプレイを、2003年には20インチワイドディスプレイを搭載したモデルがラインナップに追加されました。

1月発売「M8535J/A

  • CPU:PowerPC G4 800MHz
  • メモリ:256MB(最大1GB)
  • HDD:60GB
  • 光学ドライブ:DVD-R/CD-RWスーパードライブ(2/6/8/8/24倍速)
  • Apple Pro Speakers同梱
  • 標準価格:224,800円

2月発売「M7677J/A

  • CPU:PowerPC G4 700MHz
  • メモリ:256MB(最大1GB)
  • HDD:40GB
  • 光学ドライブ:DVD/CD-RWコンボドライブ(8/12/8/32倍速)
  • Apple Pro Speakers同梱
  • 標準価格:189,800円

3月発売「M8672J/A

  • CPU:PowerPC G4 700MHz
  • メモリ:128MB(最大1GB)
  • HDD:40GB
  • 光学ドライブ:CD-RW(24/10/32倍速)
  • 標準価格:159,800円

Source:https://www.apple.com/jp/newsroom/2002/01/07Apple-Unveils-the-New-iMac/

2004年:4代目iMac

画像:Apple
画像:Apple
画像:Apple
画像:Apple

4代目iMac、別名iMac G5は8月31日に発表され、9月中旬より出荷されました。今回もデザインが大幅に一新され、今の現行機種に近いデザインになりました。

ディスプレイは初めて、17インチと20インチの2種類が設定され、従来の15インチより大型化しています。OSはMac OS X 10.3を搭載。CPUはPowerPC G5の1.6GHz(FSB 533MHz)と1.8GHz(FSB 600)を搭載。販売モデルは従来と同じ3モデルが用意されました。ビデオチップは、3モデル共通でGeForce FX 5200 Ultra(64MB)が搭載されています。

・iMac G5 1.6GHz 17型モデル:157,290円
 256MBメモリ、80GB HDD、DVD-ROM/CD-RWコンボドライブ

・iMac G5 1.8GHz 17型モデル:183,540円
 256MBメモリ、80GB HDD、DVD-Rドライブ(Super Drive)

・iMac G5 1.8GHz 20型モデル:230,790円
 256MBメモリ、160GB HDD、DVD-Rドライブ(Super Drive)

ちなみに、PowerPCが搭載されるのは、このモデルが最後で、次の世代のiMacからはintelプロセッサが搭載されています。

Source:https://www.apple.com/jp/newsroom/2004/08/31Apple-Unveils-the-New-iMac-G5/

2006年:5代目iMac

画像:Apple

5代目iMacは、PowerPCからintelプロセッサへと完全移行した最初のデスクトップ製品です。2006年1月10日に発表されました。サイズやデザイン、仕様などほとんどが2005年10月に発表されたiMac G5と同じで、筐体はそのままに中身をスッポリとintelに入れ替えた形です。従来と同様に、17インチと20インチの2つが販売され、価格は159,800円と209,900円です。

17インチモデルは、Intel Core Duo 1.83GHz、512MBメモリ、160GB HDD、1,440×900ドットワイド液晶。20インチモデルには、Intel Core Duo 2.00GHz、512MBメモリ、250GB HDD、1,680×1,050ドットワイド液晶が搭載されました。ちなみに、ビデオチップはATI Radeon X1600(128MB GDDR3)が搭載されています。

Source:https://www.apple.com/jp/newsroom/2006/01/10Apple-Unveils-New-iMac-with-Intel-Core-Duo-Processor/

2007年:6代目iMac

画像:Apple
画像:Apple

6代目iMacは2007年8月8日に発売されました。前作と比べて、筐体デザインは大きく変わっていないものの、素材にアルミとガラスを追加し、従来よりも薄型化されています。本体色をホワイトからグレーとブラックに変更したことで、高級感のあるデザインへと進化しました。

ディスプレイは20インチと24インチを用意。CPUには、2.0GHzと2.4GHzのIntel Core 2 Duoと2.8GHzのCore 2 Extremeを搭載。メモリは最大4GB、HDDは最大1TBまで搭載可能で、解像度は20型が1,680×1,050ドット(WSXGA+)、24型が1,920×1,200ドット(WUXGA)に対応しています。

販売モデルは計4つです。

・20型2.0GHzモデル
 Apple Store価格:159,800円
 CPU:Intel Core 2 Duo 2.0GHz
 メモリ:1GB
 HDD:250GB
 光学ドライブ:8倍速 2層式SuperDrive
 GPU:ATI Radeon HD 2400 XT(128MB)

・20型2.4GHzモデル
 Apple Store価格:199,800円
 CPU:Intel Core 2 Duo 2.4GHz
 メモリ:1GB
 HDD:320GB
 光学ドライブ:8倍速 2層式SuperDrive
 GPU:ATI Radeon HD 2600 PRO(256MB)

・24型2.4GHzモデル
 Apple Store価格:239,800円
 CPU:Intel Core 2 Duo 2.4GHz
 メモリ:1GB
 HDD:320GB
 光学ドライブ:8倍速 2層式SuperDrive
 GPU:ATI Radeon HD 2600 PRO(256MB)

24型2.8GHzモデル
 Apple Store価格:299,800円
 CPU:Intel Core 2 Extreme 2.8GHz
 メモリ:2GB
 HDD:500GB
 光学ドライブ:8倍速 2層式SuperDrive
 GPU:ATI Radeon HD 2600 PRO(256MB)

2009年:7代目iMac

画像:Apple
画像:Apple
画像:Apple

8代目iMacは2009年10月21日に発売されました。従来よりも背面と全面にアルミとガラスを多用することで、より近未来的な薄型デザインへと進化。ディスプレイサイズは、21.5インチと27インチの2つで、LEDバックライトのIPSパネルへと変更されています。

21.5型下位モデル(1,920×1,080ドット)の主な仕様は、Core 2 Duo(3.06GHz)、NVIDIA GeForce 9400Mチップセット(ビデオ機能内蔵)、4GBメモリ、500GB HDD、DVDスーパーマルチドライブ。上位モデルはATI Radeon HD 4670GPUを搭載。価格は、下位が148,800円で、上位が148,800円です。

27型上位モデル2,560×1,440ドットの主な仕様は、Core 2 Duo、4GBメモリ、ATI Radeon HD 4850(512MB)GPU、1TB HDD、DVDスーパーマルチドライブ。上位はCore i5(2.66GHz)を搭載します。価格は、下位が168,800円で、上位が198,800円です。

また、今も高い人気を誇っている初代「Magic Mouse」が付属していました。

Source:https://www.apple.com/jp/newsroom/2009/10/20Apple-Unveils-New-iMac-With-21-5-and-27-inch-Displays/

2012年:8代目iMac

画像:Apple

9代目iMacは2012年11月30日に発売されました。第3世代Intel Coreプロセッサとして開発されたIvy Bridgeを搭載したモデルで、光学ドライブを廃したことと、フルラミネーション液晶を採用したことで最薄部5mmを実現しています。従来は側面を見ると、まだ分厚いのが分かりましたが、本モデルは分厚さが全く感じられない薄さに仕上がっています。

解像度は21.5型が1,920×1,080ドット(フルHD)表示対応のIPS、27型が2,560×1,440ドット表示対応のIPSで、価格は108,800円からとなっています。

iMacというと多くの人がこの画像のモデルを思い浮かべると思いますが、それもそのはず、途中で解像度が4Kや5Kに向上したり、プロセッサが進化したりと変化はありますが、2021年4月に登場するM1iMacが登場するまでの約8年半、このデザインが踏襲され続けるからです。

2014年:9代目iMac

画像:Apple
画像:Apple

9代目iMacは2014年10月17日に発売されました。発表されたのは、27インチモデルのみですが、当時の世界最高解像度を誇る5,120×2,880ドットを搭載したRetinaディスプレイを搭載した「iMac Retina 5Kディスプレイ」が発表されました。この解像度は従来と比較して4倍も向上しており、価格もぶっ飛びの258,800円(税別)からとなっています。ちなみに、パネルはIPSです。

GPUはGeForceからRadeon R9 M290Xに変更。オプションで同M295Xも搭載でき可能です。CPUは3.5GHzクアッドコアのCore i5、メモリは8GB(最大32GB)、ストレージは1TB Fusion Drive(オプションで3TB Fusion Driveか256GB/512GB/1TB SSD)。OSは、OS X Yosemiteを搭載。Thunderboltは2へと進化しています。

2017年:10代目iMac

画像:Apple

10代目iMac、別名「iMac Pro」は2017年12月14日に発売されました。今までのiMacではスペック上、高い処理能力を必要とするプロフェッショナルな現場には性能が足りない状況をAppleが考慮して発売したモデルがiMac Proです。

通常の27インチiMacと同じ筐体サイズにも関わらず、飛び抜けた性能が特徴的で、CPUには8コアまたは10コア、そして18コアのXeonを、GPUにはAMD最上位の「Radeon Pro Vega」を採用しています。メモリはHBM2メモリを使用し、32GBから64GB、128GBまでオプションで増設できます。ストレージは1TBのSSDで、オプションで2TBまたは4TBを選択可。解像度は5,120×2,880ドット表示対応の27インチ。1080p対応のFaceTime HDカメラやThunderbolt 3を4つ搭載しています。

性能もすごいですが、価格もすごいです。最低価格は、8コア3.2GHzのXeon W、メモリ32GB、1TB SSD、Radeon Pro Vega 56(8GB HBM2)構成で558,800円からです。ちなみに、フルスペックにすると、18コア2.3GHz Xeon W、メモリ128GB、4TB SSD、Radeon Pro Vega 64(16GB HBM2)構成で146万800円になります。

価格がすごすぎて、当時かなり話題になりました。有名なYoutuberさんはフルスペックのiMac Proを購入していましたね。(笑)

2021年:11代目iMac

画像:Apple
画像:Apple

11代目iMacは2021年4月21日に発表されました。このモデルからintelプロセッサから自社製Mチップへと完全移行しています。当時は最新のM1チップが搭載されていましたが、その後M3へと進化し、現在はM4チップが搭載されています。

2012年から継続していた筐体デザインを大胆に刷新して本モデルは、初代iMacを思わせる計7色のカラーバリエーション(ブルー/グリーン/ピンク/シルバー/イエロー/オレンジ/パープル)で登場。従来は曲線を帯びたデザインとなっていましたが、今回からは、さらに薄型になったことで、完全に板状になっています。発売当初は、まるで巨大なiPadをスタンドに取り付けたようだとレビューされていました。重量も4.46~4.48kgと軽量化され、大人1人が余裕で持ち運べる重さになりました。

また、今までは21.5インチと27インチの2サイズ展開でしたが、本モデルからは24インチのみとなっています。実に2006年以来の24インチiMacです。

ディスプレイは、4.5K Retinaで、解像度は4,480×2,520ドット、表示色数は10億色、輝度は500cd/平方m。P3高色域に対応。プロセッサは、下位モデルで8コアCPUと7コアGPUのM1を、上位モデルでは8コアCPUと8コアGPUのM1を搭載。メモリは8/16GB、ストレージは256GB/512GB/1TB/2TBを選択できます。価格は15万4,800円からです。

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