Intelの新世代プロセッサ「Core Ultra 200」シリーズがついにフルラインナップに!
IntelはCES 2025にて、まだ発表されていなかった「Core Ultra 200」シリーズの残りを発表しました。
昨年の9月にはCopilot+ PCに対応したプレミアムノート向けの「200V」、昨年の10月にはデスクトップ向けの「200S」を発表していましたが、残りのモデルは未発表のままでした。しかし、今回、開催されたCESで残りのモデルを全て発表しました。
今回、発表されたモデルはゲーミングノートPC向けの「200HX」と「200H」、ノートPC向けの「200U」の計3モデルです。今回、発表されたモデルを含めると、「Core Ultra 200」シリーズは計5モデルになり、全てのモデルが揃いました。
Intelによると、200Uと200Hは2月から。200HXは第1四半期中に提供される予定です。
Core Ultra 200HX
「Core Ultra 200HX」は、ゲーミングノートPC向けのプロセッサで、最大CPUは24コア(8P+16E)。GPUはIntel Graphics(Xe)。NPUは第3世代(13TOPS)が搭載されている。PCI Express 5.0は、デスクトップ向けの「200S」と同じく16レーン用意されているので、NVIDIAやAMDのdGPUを利用可能です。
200HXのSKUラインナップは以下の6製品です。
- Core Ultra 9 285HX
- Core Ultra 9 275HX
- Core Ultra 7 265HX
- Core Ultra 7 255HX
- Core Ultra 5 245HX
- Core Ultra 5 235HX
Core Ultra 200H
「Core Ultra 200H」もゲーミングノート向けですが、200HXよりもプロセッサベース電力(PBP)が低く、最大コア数が少ないモデルで、コンテンツクリエイター向けという位置づけのプロセッサでもあります。
最大コア数は16コア(6P+8E+2LPE)。GPUはArc(Xe with XMX)。PCIe 5.0は8レーン。NPUは第3世代(11TOPS)を搭載しています。
200HのSKUラインナップは以下の5製品です。
- Core Ultra 9 258H
- Core Ultra 7 265H
- Core Ultra 7 255H
- Core Ultra 5 235H
- Core Ultra 5 225H
Core Ultra 200U
「Core Ultra 200U」はノートPC向けのプロセッサで、Core Ultraシリーズ1(Meteor Lake) Uシリーズの後継製品とされています。同じくノートPC向けの200Vとの違いは、内蔵グラフィックや最大コア数などですが、大きく違う点は搭載NPUです。200Vは第4世代(48TOPS)ですが、200Uは第3世代(11TOPS)です。NPUは40TOPS以上に達していないため、「Copilot+ PC」には対応していません。
最大コア数は12コア(2P+8E+2LPE)。GPUはIntel Graphics(Xe)。PCIe 5.0は8レーンとなっています。
200UのSKUラインナップは以下の4製品です。
- Core Ultra 7 265U
- Core Ultra 7 255U
- Core Ultra 5 235U
- Core Ultra 5 225U