現行機種の「Pixel Tablet」よりもプロセッサ、ディスプレイ、リフレッシュレート、専用アクセサリなどがパワーアップすると期待されている「Pixel Tablet 2(仮)」。今年の6月に、「Pixel Tablet 2」のコードネームとされる「Clementine」と「Kiyomi」が発見されたことで、その存在が噂され、登場するとなると2025年だろうと噂されていましたが、ここに来て、開発中止との情報が入ってきました。
Android関連のリーク情報に詳しい「Android Authority」は11月21日、「GoogleはTab 3ではなくPixel Tablet 2をキャンセルした」というタイトルの記事を投稿。情報元は、匿名のGoogle内部関係者としてうえで、「Android Authority」によると、Googleがこの「Pixel Tablet 2」を発売したとしても、売り上げが伸びずに大きな損失が出るかもしれないと懸念しているとのこと。
実は、数日前に2027年の発売が噂されていた「Pixel Tablet 3」が開発中止という内容のリーク情報が流れていたのですが、どうやら「Pixel Tablet 3」ではなく2だったようです。
リーク情報のため、「Pixel Tablet 2」の発売が完全に否定されたわけではありませんが、現行機種の「Pixel Tablet」が発表されたGoogleの年次開発者会議「Google I/O 2023」の時のように、来年の「Google I/O 2025」で「Pixel Tablet 2」が発表されなければ、発売の可能性は低いと思われます。
Googleはタブレット市場から完全に撤退するのか
「Pixel Tablet 2」の開発中止が事実だとすると、Googleのタブレット市場完全撤退が浮かびますが、それはまだ早過ぎる話かもしれません。
「Android Authority」は、「Pixel Tablet 2」は開発中止と述べていますが、「Pixel Tablet 3」はまだ開発が続く可能性があると述べており、2027年に、この3が「Pixel Tablet 2」として発売されるかもしれないとしています。
Google製タブレットを気に入っているユーザーからすると、嬉しい知らせかもしれませんが、2027年発売となると、まだ約3年待たなければなりません。初代「Pixel Tablet」が発売されたのは、2023年の6月ですから、4年ものスパンが空くことになります。
どちらにせよ、「Pixel Tablet」は現在、苦境にあるようで、期待されていたGoogleによるAndroidタブレットの打倒iPad対決は、Appleの勝利となる可能性が高そうです。
Source:https://www.androidauthority.com/pixel-tablet-2-canceled-3502094/