今年のiPhone 16、iPhone 16 Plusでは、Proモデルに搭載されている機能が多く搭載されたこで満足度の高い機種になったような気がします。
しかし、iPhone 16、iPhone 16 Plusのようなノーマルモデルには未だに搭載されていない機能に、最大120Hzの可変リフレッシュレートが可能な「ProMotion」機能があります。
「ProMotion」機能は、現在もProモデル専用の機能で、現行のノーマルモデルには、60Hzのリフレッシュレートが採用されていますが、同価格帯あるいはそれ以下のAndroid端末にも、120Hzのリフレッシュレートが採用されることが普通になってきました。
このような状況で、なぜ10万円以上もするノーマルモデルはずっと60Hzのままなのだと思ってしまいますが、来年のノーマルモデルでは、この「ProMotion」機能が搭載されるかもしれません。
韓国のウェブサイトET Newsの報告によると、iPhone 16 ProおよびiPhone 16 Pro Maxで使われている低温多結晶酸化物(LTPO)パネル技術がiPhone 17シリーズの全モデルに搭載されるとのこと。
低温多結晶酸化物(LTPO)パネル技術は、消費電力を抑えつつ最大120Hzのような可変リフレッシュレートを可能にする技術のことで、現在のノーマルモデルには、生産コストは安いが消費電力が大きい低温多結晶シリコン(LTPS)パネル技術が採用されています。
ノーマルモデルでも最大120Hzのリフレッシュレートが出せるというわけではありませんが、Proモデルに合わせてリフレッシュレート数を設定してくる可能性は高そうです。
海外メディアのForbesは、ノーマルモデルにも「ProMotion」機能を搭載するかもしれない理由に、来年の春に発表が噂されている「iPhone SE」の登場を理由に挙げています。
Forbesによると、Face IDやOLED、4800万画素のカメラなど必要十分な機能を揃えた最新のSEシリーズが登場すれば、顧客が安価なiPhoneに流れてしまう可能性があるため、iPhoneノーマルモデルとSEシリーズを差別化するために「ProMotion」機能を搭載するとのこと。
ノーマルモデルの一番安いモデル(iPhone 16,128GB)ですら約12.5万円しますから、60Hz以上の可変リフレッシュレートぐらいは搭載してほしいですね。