10月31日に発表されたAMDの「Ryzen 7 9800X3D」ですが、日本国内では11月15日に発売されます。価格は、8万6,800円。
「Ryzen 7 9800X3D」は、最新のZen 5アーキテクチャ採用のCPUコアと、第2世代3D V-Cach技術を採用したゲーマー向けデスクトップ用CPU。名称の語尾に「X3D」が付く「Ryzen X3D」シリーズは、大容量のL3キャッシュ「3D V-Cache」を搭載することで、ゲーム性能を向上させたシリーズです。
従来は、CPUコアが搭載されているダイ「CCD」の上に「3D V-Cache」が搭載されていたため、CPUクーラーが直接、CCDを冷やすことができませんでしたが、今回の「Ryzen 7 9800X3D」では、「3D V-Cache」をCCDの下に配置。
発熱が激しいCCDを直接冷やせるようになったことで、従来の「Ryzen 7 7800X3D」と比較してゲーム性能が平均で8%、「Core Ultra 9 285K」と比較して平均で最大20%高速になっています。
「Ryzen 7 9800X3D」の仕様は、コア数が8基、スレッド数が16基、ベースクロックが4.7GHz、ブーストクロックが最大5.2GHz、合計キャッシュ容量が104MB、TDPが120Wです。