Qualcommは10月21日、ハワイのマウイ島で開催された年次イベント「Snapdragon Summit」にて、「Snapdragon 8 Elite」を発表しました。
「Snapdragon 8 Elite」は、主にフラッグシップスマートフォンに採用されていた「Snapdragon 8 Gen 3」の後継プロセッサで、Qualcomm独自のCPU「第2世代Oryon CPU」や、新アーキテクチャを採用したGPU「Adreno」、各エンジンの強化でAI性能が向上したNPU「Hexagon NPU」を搭載しています。
今回、「Snapdragon 8 Gen 4」という名称が使われなかったのは、今年に展開されたモバイルPC向けSoC「Snapdragon X」シリーズの影響があるよう。PC向けにはXを、スマートフォン向けには今回の8のような数字を付けることで、各プロセッサを区別するようになったのかもしれません。Eliteは、最高性能プロセッサにつけられるようです。
Qualcommによると、「Snapdragon 8 Elite」を搭載したスマートフォンは、ASUS、Honor、iQOO、OnePlus、OPPO、realme、Samsung、Vivo、XiaomiなどのOEMメーカーから発売される予定で、今後数週間のうちにメーカーから発表される見通しだとしています。