Appleは10月15日、新型「iPad mini」を発表しました。
ストレージのラインナップは、128GB、256GB、512GBの3つ。Wi-Fiモデルの価格はそれぞれ78,800円、94,800円、130,800円。Wi-Fi + Cellularモデルは、104,800円からとなっています。カラーは、スペースグレイ、ブルー、パープル、スターライトの計4色。予約はすでに始まっていて、10月23日に発売されます。
今回の「iPad mini」は、「iPhone 15 Pro」に搭載されていた「A17 Proチップ」を搭載したことで、前世代のiPad miniよりもNeural Engineが2倍高速に。日本では来年に配信される「Apple Intelligence」に「iPad mini」として初めて対応します。
「A17 Proチップ」のパフォーマンス
「A17 Proチップ」は、2つの高性能コアと4つの高効率コア、5コアGPU、16コアNeural Engineを搭載。前世代「iPad mini」に搭載されていた「A15 Bionicチップ」と比べて、CPUパフォーマンスが30パーセント、グラフィック性能が25パーセント向上しています。
また、ソフトウェアベースのレイトレーシングよりも4倍高速なハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングや、Dynamic Cachingとハードウェアアクセラレーテッドメッシュシェーディングにも対応したことで、よりリアルなゲームプレイが可能になっています。
カメラ性能と「Apple Pencil Pro」
12MPの広角バックカメラと縦向きの12MPの超広角フロントカメラを搭載。精細で鮮やかな写真撮影ができる「スマートHDR 4」や、Neural Engineを活用してカメラアプリで直接書類を自動的に識別する機能、新しいTrue Toneフラッシュを使って書類から影を取り除く機能が利用できます。また、超広角フロントカメラは、センターフレームに対応しています。
今年の5月に新型「iPad Pro」とともに発表された「Apple Pencil Pro」ですが、今回の新型「iPad mini」から対応可能に。触覚エンジンを使ったタップ、ダブルタップ、スクイーズ、回転機能が利用できます。
通信機能では、前世代よりも最大2倍パフォーマンスが高い「Wi-Fi 6E」に対応。有線によるUSB-Cポートのデータ通信では、前世代より最大2倍高速な最大10Gbpsのデータ転送速度に対応しました。