Huaweiは9月10日、業界初の三つ折り機構を搭載したスマートフォン「HUAWEI Mate XT」を発表しました。
このスマートフォンは、ヒンジを2つ搭載しているので、通常時は6.4インチのシングルスクリーン、画面を全開に広げた10.2インチのトリプルスクリーン、2つ折りスマートフォンのような形のデュアルスクリーン(7.9インチ)といった使い方ができます。
トリプルスクリーン(10.2インチ)にすると、サムスンの「Galaxy Z Fold 6(7.6インチ)」や、Googleの「Pixel 9 Pro Fold(8インチ)」よりも大きな画面に! AppleのiPad Airが11インチ(小さい方のモデル)なので、ほぼタブレットの大きさに近い画面がスマホサイズで持ち運べてしまいます。(゜ロ゜)
こうなると、もう2つ折りスマートフォンが要らなくなる…なんてこともあるかもしれません。
なぜこのような機構にできるかというと、画面が多方向に柔らかい素材のOLEDディスプレイパネルになっているため、外側と内側を同時に折りたたんだ際の伸縮力に対応できるのだそうです。
Mate XTの総重量は298gで、他の2つ折りスマホ「Galaxy Z Fold 6(239g)」、「Pixel 9 Pro Fold(257g)」よりも、少し重いといった感じです。それでも、三つ折りスマホが2つ折りと比べて、ほんの数十グラムしか変わらないのは、すごいように感じます。
他の仕様
他の仕様については、メモリが16GB。バッテリーが5,600mAで、66Wの急速充電と50Wのワイヤレス充電に対応。リアカメラは、5000万画素のメインカメラと1200万画素の超広角カメラ、1200万画素の光学5.5倍望遠カメラを搭載。フロントカメラは、800万画素のセルフィーカメラとなっています。OSは、「HarmonyOS 4.2」。搭載プロセッサは、明らかになっていません。
付属か別売りかは分かりませんが、どうやら折り畳み式の専用キーボードがあるようで、接続するとラップトップパソコンのように操作することも可能なようです。
カラーは、赤と黒の2色展開。ストレージを256GB、512GB、1TBの3つから選択できます。価格は、それぞれ256GBモデルが1万9999元(日本円で約40万円)、512GBモデルが2万1999元(約44万円)、1TBモデルが2万3999元(約48万円)となっています。
スマホ業界初の三つ折り機構なので、仕方ないですが、非常に高価ですね。それでも、発表からわずか24時間で200万達成するなど、かなり大反響なようです。
Source:https://www.vmall.com/portal/activity/index.html?pn=phonespc&cid=548