オーディオミキサーとは
オーディオミキサーとは、マイクや楽器から入力した複数の音源をまとめて、音量や音質を調整し、一つの出力にまとめるための機材です。オーディオインターフェースと呼ばれることもあるオーディオミキサーですが、主に音楽制作やライブパフォーマンス、放送、映画制作など、音のクオリティを追求する分野で活用されています。また、最近では、ライブ・ゲーム配信などの生配信サービスが普及したことから、音楽に携わらない方もオーディオミキサーを購入する機会が増えています。
オーディオミキサーの主な機能
主な機能は以下の4つです。
- 入力
- チャンネルストリップ
- ミックスバス
- 出力
マイク、楽器、オーディオプレーヤーなどの機材から様々な音源を入力し、チャンネルストリップで各入力チャンネルから、音量調整(ゲイン/フェーダー)、音質調整(EQ)、音の位置調整(パン)、エフェクト(リバーブ、ディレイなど)で音源をアレンジします。最後に、ミックスバスで各チャンネルからの信号をまとめ、全体の音量や音質を調整し、ミックスされた信号をスピーカー、レコーダー、配信機器などから出力します。
機種によっては、USB接続やBluetooth接続、内蔵エフェクト、フィードバック抑制機能など、様々な機能が付いた機器もあります。
オーディオミキサーの種類
オーディオミキサーには、音声信号をアナログのまま処理し直感的な操作が可能なアナログミキサー、音声信号をデジタルに変換して処理する多機能でコンパクトなものが多いデジタルミキサー、手軽に音響システムを構築できるミキサーとアンプが一体になったパワードミキサーの3種類があります。
オーディオミキサーとアンプの違い
同じ音響機器にアンプと呼ばれる機器があります。
入力された複数の音声信号を1つの出力信号にまとめるオーディオミキサーに対して、アンプは音声信号を増幅させ、スピーカーから大きな音を出力するのが主な役割です。
つまり、両者の違いは「いろんな音を組み合わせて1つの音源に作り上げるのがオーディオミキサーで、すでに完成されている音源をリスナーに聞きやすいようにするのがアンプ」となります。
使用場面においても違いがあり、オーディオミキサーはライブ演奏やレコーディング、DJ、イベント、放送なのに対して、アンプは音楽鑑賞、ホームシアター、ライブ演奏などが主な使用場面になります。
おすすめのオーディオミキサー
- Steinberg UR22C
- PreSonus Studio 24c
- Yamaha MG10XU
まとめ
オーディオミキサーは、音の世界を広げる素晴らしい音響機器です。ぜひ自分にぴったりの一台を見つけて、音楽や音声の表現を楽しんでください。
以上、オーディオミキサーの解説でした。