サムスン電子は10月17日、業界初となる24ギガビット (Gb) GDDR7 DRAM を開発したと発表しました。
この24Gb GDDR7は、第 5 世代の 10 ナノメートル (nm) クラスの DRAMが使われており、前世代と同じパッケージサイズを維持しながらセル密度を50%増加可能。さらに、パルス振幅変調 (PAM3) 信号方式を使うことで、以前のバージョンよりも25%向上した業界最高速度の40ギガビット/秒 (Gbps)を実現。また、使用環境に応じて最大42.5Gbpsまで引き上げ可能とのこと。
電力効率に関しても、モバイル製品で採用されていた技術を適用したり、クロック制御管理やデュアルVDD設計を用いることで、不要な電力消費を削除し、電力効率を30%以上向上させています。
24Gb GDDR7 は、グラフィック カードやゲーム コンソール、自動運転に加えて、データ センター、AIワークステーションなど、幅広い用途に使用されるとのこと。
登場時期について、サムスンは、今年に24Gb GDDR7の検証が開始され、来年初めに商品化される予定だと述べています。